株式会社 M.I.E.コーポレーションがお送りする財界の著名人を対象としたトップリーダーインタビュー

M.I.E.には、アドバイザリーボードの戒田様により、お引き合わせをいただいたのですが、戒田様とはどのようなご縁なのですか？
----アンソン
　1980年代に戒田氏が住友銀行香港副支店長の時代に、母が行っていた不動産ビジネスで貸付をしてもらうなど、大変お世話になったのです。以来、戒田氏とは親しく、彼の退職後も家族ぐるみでお付き合いをさせていただいています。弟や妹も親しくしてもらっています。私もビジネス、プライベートの両面で仲良くさせていただいていて、日本でのビジネス人脈やネットワークは戒田氏から紹介されたものが多いですね。

他に今までビジネスで印象に残った人、尊敬できる人を教えていただけますか？
----アンソン
　カナダのテクニカルストックマーケットアナリストのLeon Tuey氏は、自身には子どもが居なかったこともあり、私を自分の息子のようにかわいがってくれました。ビジネスのことはもちろんですが、オペラ、クラシック音楽、ワイン、それにユーモアやジョークやスピーチ、人生についていろいろなことを教えてくれました。 また、私にとって“taskmaster”的な存在は、元AIGの代表取締役・Hank Greenberg氏です。大変に頭脳明晰な人物で、非常に厳しい人でした。彼のことを尊敬するのは、世界的な企業のトップに立ちながら、そのあらゆる事業のすべてを見渡すことができる人であり、またそれらすべてを完遂できる人だったという点です。ユダヤ系アメリカ人であった氏は、1980年代から中国を重要な市場とみており、中国との関係を築いたリダー的存在で、中国との架け橋となった人です。AIA（American International Asurence）Chinaを設立した人物でもあり、アメリカ批判をするという点が中国人好みです。ただ、マネジメントはユダヤ人流儀で、本当に厳しい人でしたね…（笑）。

ボンドグループのこれからの目標をお聞かせいただけますか？
----アンソン
　ボンドグループは、不動産、ホテル経営、投資を主なビジネスにしています。これからの目標を一言でいえば、成功すること、と言うことに尽きます。現在、香港、中国、台湾、イギリス、カナダ、アメリカで展開しているビジネスを、日本やオーストライリアに拡大していきます。世界経済は予想不可能なために、リスクを分散・回避するためにも世界的な展開は不可欠です。また、ある国で成功した利点を他の国でも運用して生かすこともできます。

日本で興味のある分野は何ですか？
----アンソン
　不動産ビジネスです。今、興味がある不動産は関東エリアに集中していますが、これからは関西でもよきビジネスパートナーを見つけていきたいと考えています。

関西でのビジネス展開にも期待しています。では、最後に関西の若手経営者にアドバイスをお願いします。
----アンソン
　まず、ビジネスにはインターネットを活用しましょう。E-mailは非常に有効な手段です。そのためには英語でE-mailを読み書きできる能力は最低限マスターしておく必要があると思います。E-mailは、短く・的を得た文章を書くことがポイントだと思いますよ。 インターナショナルなビジネスで大切なことは、ターゲットとする国の文化を理解することです。私は、特に直接投資をする場合は、その国の文化・慣習を完全に理解するように努めています。突然に外国人がやってきても受け入れてもらいにくい。だから、拡大することを急いでもいけないのです。 そして、最後に広い人脈を作ってください。
“Don’t jump into investment !”
ビジネスを展開する前に、弁護士・会計士・マネジメント・ブローカーなどの人脈を作っておくことです。人脈は、ひとつのブロジェクトを評価する人物でもあります。人脈はビジネス界だけでなく、政界にも必要です。
Be brave,Have pacience,Build up local relationship!

本日は誠にありがとうございました。