株式会社 M.I.E.コーポレーションがお送りする財界の著名人を対象としたトップリーダーインタビュー

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[トップリーダーに学ぶ ]
企業は事業を通じて社会に貢献する存在 そういう意識を持った起業家を応援したい
メッセージムービー
クリアなビジョンを持つことが
経営者としての成功への第一条件
QUESTION今月の“トップリーダー”は、さまざまなベンチャー企業の上場をサポートしてきた実績を持つ大野さんに、上場を実現可能にする起業家像や、これからの起業家に期待することをお聞きします。まず、大野さんが企業コンサルタントという仕事をすることになられた経緯をお聞かせください。

----大野
 日本の企業社会、サラリーマンの社会では個人の仕事がきちんと評価されていないのではないかと感じていました。コネだったり、学歴だったり、人間関係で評価されたりしている。そういうのは違うなと感じていたので、仕事を選ぶ時に大企業に入ろうという選択肢はなく、また、ビジネス=経営だと思っていましたら、経営について早くいろんなことを知りたいと思って、コンサルタント会社に入りました。

QUESTION大野さんのお若い当時ですと、コンサルタントというのは珍しかったのでは…
----大野
 職業としての地位が低かったですね(笑)。経営者の相談に乗る相手としては、弁護士がトップで、その次が公認会計士で、経営コンサルタントはずっとずっと下の方。でも、当時でもアメリカではコンサルタントという職業は確立されていたし、伸びる職種だと思っていました。弁護士や会計士は資格を取るのが大変だけど、経営コンサルタントは何もいらないから、なろうと思えば誰でもなれる。だからこそ、結果を出すこと、成果をあげることが勝負になる。逆に言えば実績をきちんと出せば、成功できる仕事なわけです。


QUESTIONさまざまな企業のコンサルティングに関わりになり、起業家の方にも多数会われてることと思いますが、成功する経営者の方に共通する点は?
----大野
 今まで30年間で3000人くらいの経営者の方に会いました。私の感じているところでは、起業して成功するのは、ビジョンが非常にクリアな人ですね。自分のビジョン、人生設計がはっきりしていて、なぜ起業するのかということから将来の目標までしっかりしている。達成欲の高い人も成功する可能性が高い。目指すところが高い人たちは、目標に向かって集中する力が違いますね。それから、失敗したことの原因追及ばかりしていないで、成功していることを伸ばしていこうとする姿勢の方が成功に近づいていける道だと思います。


QUESTIONベンチャー企業をサポートする仕事もされていらっしゃいましたよね。その目的はどのようなところにあったのでしょうか?
----大野
 ベンチャーリンクでは、新しい事業を創造することをサポートしてきました。具体的にはサンマルクさん(レストラン)、ガリバーさん(中古車販売)、牛角さん(焼肉店)のフランチャイズ事業展開をサポートし、上場を実現しました。魅力のある新しい事業と新規事業を展開したいと考えている企業を有効なビジネスマッチング・効果的なビジネスマッチングすることで、フランチャイズとして飛躍的に伸びて、短期間で上場を可能にしたモデルです。現在はいずれも日本を代表する企業に育っています。私は、起業家として成功したい、はっきりとビジョンを描いて自己実現をしたいと思っている人を応援したかったんです。そういう企業が増えて社会が活性化することが、その社会全体に貢献することだと思うからです。


PROFILE
1948年 大阪府生まれ、同志社大学法学部法律学科卒業
株式会社日本エル.シー.エー(現在ヘラクレスと東証2部に上場)取締役、株式会社ベンチャーリンク(1995年日本証券業協会に株式を店頭登録、2001年に東証一部移行)常務取締役、リンク・インベストメント株式会社 取締役社長を歴任するとともに、近畿経済産業局主催『関西ベンチャー企業育成懇談会』や『新産業創造支援センター調査』の委員として、中小企業の支援指導に活躍

[主な役職] 関西ベンチャー学会 副会長
財団法人大阪産業振興機構
大阪府中小企業支援センター事業評価委員会委員
[趣味] テニス
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