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----株式公開を目指す企業をサポートしていく仕事の魅力は何ですか?
株式公開は、それまでは名の知れなかった企業を世に出すということで、山一の時代から非常にクリエイティブな魅力を感じていました。大きくなっていく構想を練って、実際それが実現すれば、それはこの上ない喜びです。
----証券会社の頃から今後はベンチャーの時代だと感じておられた、と?
そうですね。
----ベンチャーキャピタルの中でも、NVCCさんは財界の錚々たるメンバーが役員に名を連ねていらっしゃいます。
それは、会長の文箭さん、設立発起人の牛尾さんの力です。それは我々の大きな強みです。実際に役員の方々と株主総会後の懇親会で会っていただける機会を提供できたりします。そんなベンチャーキャピタルは他にはあまりないでしょう。
----数多くの上場を目指す経営者、上場を果たした経営者の方をご存知のことと思いますが、共通する点はありますか?
すべての方に共通するとは言い切れませんが、努力家で聞き上手、そして謙虚な方が多いという印象があります。人の話をきちんと聞ける能力は重要だと思います。それと、上場を目指そうという経営者の方なら、ビジネスモデルは自分できちんと確立されていらっしゃいますね。
----しかしそういう資質があっても、すべての方が上場できるわけではありません。
ポイントはビジネスモデルをいかに現実的に大きくしていけるかという点で、そうするにはやはり組織力がないと難しい。きちんとそれを継続的にできるところが、上場という目的を達成できるのではないかなぁと感じます。
----上場を目指そう、と考える若手起業家に、これだけはとアドバイスするとすれば、何でしょうか?
それはやはりビジネスモデルをしっかり作ることです。まずはそれがなければ何も始まりません。
----ベンチャーキャピタリストとして企業を育てる立場から、株式公開を目指す企業経営で大切だとお考えの点は何ですか?
私は“ゴーイング、コンサーン”、企業の継続性ということが一番大切だと思います。それは長年続いているということではなく、継続して収益を上げられるビジネスモデルであること、
継続的に運営していける組織づくりをしていくこと、を意味しています。
----確かに継続していくことは企業にとっては重要です。
逆に言えば、継続していくための手段がIPOでもあるのです。こんな言い方をするのはよくないかもしれませんが、経営者がいなくなったら会社がなくなってしまうのではなく、きちんと続いていくためにビジネスモデルがあり、組織力があるのだと思います。
----若手経営者にも継続的に頑張れ!、と
もちろんそうです。それと、ここから3年頑張ろう、とも言いたいですね。確かに今は大変ですが、3年続けばそのビジネスのベースはしっかりとできているはずですし、きっと周りの環境もよくなっているはずですからね。
----継続的に頑張る企業が増えれば、経済自体も盛り上がりますものね。
ええ。株式公開は以前は大企業のもののイメージがありましたが、今はそうではありません。すべての企業経営の目指すべきところが株式公開であるとは思いませんが、企業を継続して運営していくことは経営者の方にとってはずっと考えなければならないことですよね。小さくてもよいので利益の出るビジネスモデルを継続していくように考えて頑張っていただきたいですね。そうすれば、きっと上場できるチャンスはあるはずです。
----本当にそうだと思います。本日はどうもありがとうございました。
(2008年10月1日取材)
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