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[ベンチャー支援]
プレゼンテーションの能力を磨けば事業拡大のチャンスは増えるはず!今後は社会事業への投資にも注目

オリックス・キャピタル株式会社 投資営業 2部長(元大阪支店長)棚倉 進 今回の「近年上場企業経営者紹介-21世紀型企業家-」は、MBA有資格者で企業の財務・経理に精通し、数々の企業のサポートに携われている、オリックス・キャピタル株式会社の大阪支店長、棚倉様にお話をお聞きしました。

関西の“もの作り文化”は投資対象として魅力です----本日はお時間を頂き、ありがとうございます。まず、棚倉さんの経歴を簡単に伺いたいのですが?

関西の大学を卒業して、オリックスの前身のオリエント・リース株式会社に就職しました。実は、私は一旦オリックスは辞めているんですよ。6年ほどオリックスに勤めた後、海外の不動産に投資する会社に転職し、その後外資系の企業の日本支社で経理の仕事をしました。

----外部での経験を積まれて、オリックスに戻られたということですか?

外資系の企業に勤めている頃に、法政大学の夜間の大学院で投資ビジネスを学び、非常に面白い世界だと思ったんです。これまでの自分のキャリアを活かしながら、産業を育成するような仕事をしたいと思うようになりました。それでオリックス時代の上司に相談したところ、オリックス・キャピタルの紹介を受けたんです。

----それでベンチャー・キャピタリストになられたのですか?

最初はオリックス・キャピタルの管理部門の責任者をしていました。しばらくして、会社の問題点を挙げてみろと言われて、自分なりの意見をまとめたところ、「じゃ、お前がその解決をやれ」と言われました。それで、プロジェクト営業部長として、産業を育成するような業務に携わるようになりました。やりたい人間にやらせる、問題意識を持った人間にさせるというのが、オリックスの企業風土なんでしょうね(笑)。

----非常にいいことですね。

逆に言った方からすると、もう逃げ道がないですけどね。言った以上はやらないといけない。でも、非常にモチベーションは上がりますよね。

----ベンチャー・キャピタリストとして、関西の市場はどうご覧になっていますか?

関西のベンチャー市場では、もの作り関連の業種に非常に興味のあるものがたくさんあります。こだわったもの作りや独自の技術を持っていらっしゃるところがたくさんありますよね。昔から“もの作り文化の風土”がありますから。ただ、その一社だけで、技術開発、量産、販売、マーケティングをやっていくのは非常に難しいですよね。投資という側面を中心にしながら、さまざまな面でのサポートを考えていくのが我々の仕事だと考えていますので、そういう点で我々がお役に立つことができれば、関西のベンチャーも活気づくのではないか、と思います。

----確かにその通りですよね。


[略歴]
1960年 大阪生まれ
1983年 関西学院大学経済学部卒業
2000年 法政大学大学院経営学専攻(修士)
1983年 オリエント・リース(現 オリックス)に入社
情報機器のリース営業を経て社長室にて広報担当
1989年 EIEインターナショナルに入社 財務担当
1992年 インコ・リミテッド 日本支社 財務・経理担当
1998年 オリックス・キャピタルに入社
管理部門を経て、プロジェクト営業部長
バイオからITまで幅広く投資
2005年 大阪支店長に就任
2008年3月  投資営業 2部長



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