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増収益の企業なら、IPOは自然に出てくる選択肢のひとつ
健全な経営の継続と財務面・技術面の“信用力”が上場の鍵

経営者として一番大切なことは良きアドバイザーを持っていること----上場を目指されたのはいつ頃からですか?

ジャフコさんの出資が決まったところで、上場を目指していくことにはなりました。財務面も技術面もしっかりと足場が整っているので、そこからは業績は伸び続けています。

----上場をなされて、何か変わったことはありますか?

注目される度合いでしょうか? IPOしなければ、このようにインタビューを受けて、起業家の皆さんにメッセージを語ることもなかったでしょう。

----これから上場を目指していらっしゃる経営者の方にアドバイスをするとすれば、何かございますでしょうか?

あまり大層なお話はできないですが、私が起業してから経験したことでいうと、企業にとって重要なのは何よりも『信用力』だということです。ひとつは財務面・経営面での信用、もうひとつが技術面の信用です。財務面・経営面での信用については先程も出ましたが、マンションの一室でやっている会社では、信用が得られないんですね。だから弊社は出資が決まった後、城山ヒルズに移転しました(笑)。出資者からは、かなり驚かれましたけど・・・。ただ、それは企業としての形を整えるという面では非常に重要なことでした。それによって我々が得たメリットは計り知れないと思っています。また、技術面での信用というのは、その会社が得意とするものがどれだけの評価を得られているものか、ということです。我々の技術は、認定という形で裏付けられました。企業が提供するものによってその評価の形は変わるとは思いますが、第三者からの高い評価を得たものが信用するに足るものになると思います。

----企業にとっては、やはり信用が一番大切なことなんですね。

そうです。IPOは信用があって、増収・増益の企業であれば、自然に出てくる選択肢のひとつなんです。健全な経営を行なっていて、毎年業績が上がっていれば、その先にあるものだと思います。必ずしもIPOすることがいいことかどうかは、私にはわかりません。ただ弊社はそれを選択したことによって、会社が大きく飛躍する契機にもなったことも事実です。ただ、ひとつ先輩としてアドバイスするならば、『上場に向けて無理な計画は立てない』ということですね。IPOは、信用の集大成のようなものですから、正直でない数字を上げたり、実際にできないことを掲げていると実現することはないと思いますよ。

----その通りだと思います。本日はどうもありがとうございました。

(2006年8月25日取材)



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