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バブル崩壊後の危機から這い上がり、上場達成!次は「日本の人事部」から「世界の人事部」へ

株式会社クイック代表取締役社長 和納 勉 様 「近年上場企業経営者紹介-21世紀型企業家-」の第1回は、2001年10月ジャスダック市場に上場し、公開企業となった株式会社クイックの代表取締役社長・和納 勉様にお話をお聞きしました。

ある人との出会いが上場を決意するきっかけに----今回は、近年上場なされた企業の経営者としての和納さんに、起業から上場へ至った経緯などをお伺いしたいのですが、まず起業の頃のお話からお聞かせいただけますか。起業当初から上場しようと目指されていたのですか。

自分で何かをやりたいとは思っていて、リクルートに勤務していた経緯もあり、独立して人材募集採用広告の代理店業務を中心に行う会社をスタートさせました。その時は正直言って、上場しようということは考えてはいませんでした。漠然と新聞に載るような会社になればいいなぁ、上場できたらいいなぁと思っていた程度ですね。

----では、具体的に上場を意識されるようになったきっかけは。

起業して10年ほどは順調に実績を伸ばしていました。そんな時、バブルが崩壊したんです。その時、2年間で売上が半減しました。当時、社員も80〜90名おりまして、本当に大変でしたね。銀行から借入金返済の矢のような催促を受けることも経験しました。そこで間接金融じゃ駄目だ、直接金融にしないと、と思ったこととがひとつの契機です。それと、もうひとつは人との出会いでした。私は稲盛和夫さんの『盛和塾』の塾生なんですが、先程申し上げたような状況で経営について一番悩んでいた時に、直接稲盛さんと会う機会があったんです。その時のお話で「利他の心、利己の心」ということを聞きました。利他の心で100%他人のことを考えることができるのはお坊さんだけで、経営者は欲望も強くないとできない。もちろん自分の欲望ばかりでは人は離れていってしまう。利他の心と利己の心がフィフティー・フィフテーでバランスが取れた時、経営はうまくいくんだ、という内容でした。そのお話を聞いた時、今まで悩んでいたことがスーッと一挙に解消しました。

----稲盛さんが和納さんを目覚めさせてくれたということですか。

そうですね。稲盛さんは懇親の場ではひとりひとりと握手をしながら会話をされるのですが、先程のお話を聞いた後、私は握手をしながら「塾長、決めました。私は上場します!」と宣言していました。そこからですね、絶対に上場しようと本気で目指すようになったのは。そうして何とか不況の中で業績を回復し、業務の多角化を図って、2001年に上場することができました。


「日本の人事部」から「世界の人事部」へ----上場という目標は達成されて、今後、株式会社クイックとしての目指すところをお聞かせください。

当社では、5年前に「日本の人事部」構想を打ち出しました。採用・育成・活用という人事関連サービスをトータルに提供していく方針です。「人材・人事のことならクイックに任せれば良い」と言われることを目指して進んで参りました。現在、ほぼその形は完成に近づきつつあります。そこでこれから我々が目指すのは、「世界の人事部」です。21世紀はグローバル化の時代、人材も企業も世界中で活躍することを考えたビジネスが必要になります。日本では今後、労働力人口の減少が大きな問題になり、その問題にいかに対応していくのかを真剣に考えていないと、本当に大変なことになってしまうでしょう。当社では既にニューヨーク、上海、大連などで事業を展開し、数年以内にはヨーロッパにも拠点を構える予定にしており、世界中でヒューマンリソース事業を展開することを視野に入れています。それは日本にとっても、また世界にとっても有益なことになるであろうと考えています。


[略歴]
1975年 関西学院大学法学部政治学科卒業
1976年 株式会社日本リクルートセンター(現株式会社リクルート)入社
1980年 株式会社クイックプランニング(現株式会社クイック)設立、同社代表取締役社長就任
2000年 「関西を元気にする会」会長就任
2003年 「広告業協同組合(ACA )」 理事長に就任


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