----本日はお忙しいところ、ありがとうございます。このコーナーはベンチャー支援に関してさまざまなジャンルの方にお話をお伺いしています。梅澤さんは現在は香港上海銀行の神戸支店長でいらっしゃいますが、ずっとこの業界でお仕事されてきているのですか?
はい。1993年に富士銀行(現・みずほ銀行)に入行して14年半ほど勤務し、2007年10月にHSBCに転職しました。
----HSBCに移られた理由は、差し支えなければお聞かせ頂けますか?
日本の都市銀行というのは法人営業に重点を置きがちなところがあるのですが、私は人と人とを繋げていく個人向けの営業に関心があり、みずほの時代からそのような業務に携わってはいたものの、お客様それぞれに合った資産運用サービスを提供するのであればHSBCの方がベターだと思ったのが大きな理由です。
----個人向け営業というと具体的にはどのようなことになりますか?
いわゆるマス富裕層マーケットに対する営業です。2008年1月からHSBCが「HSBCプレミア」というサービスを日本において開始することになり、現在首都圏で6店舗、西日本エリアは神戸支店がHSBCプレミアの推進をしております。
----「HSBCプレミア」はベンチャー企業のオーナーの方などの支援のひとつの形になりますか。
「HSBCプレミア」は、法人ではなく金融資産1,000万円以上の個人のお客さまを対象とした銀行サービスです。そのサービスの最大の特徴は、すべてのお客さまに幅広い知識と豊かな経験を持つ専任のリレーションシップ・マネジャーが担当としてつき、お客様それぞれに合った資産運用のアドバイスをさせて頂くことです。
----それはお客様にとっては心強いことです。
リレーションシップ・マネジャーは、お客様一人ひとりのご要望をお聞きし、HSBC独自のノウハウを最大限に活用し、お客様のニーズに合わせた的確なプラン作成、ソリューションの提供、継続的なフォローアップまでを一貫して行っています。対象をマス富裕層の個人のお客様に限定することにより、そのような専任のリレーションシップ・マネジャーをつけることができ、HSBCプレミアをご利用頂くすべてのお客様にクオリティの高いサービスを提供し続けていくことが可能になっています。
----経営者や起業家なら、その対象になりそうですものね。
そうですね。日本の経営者の方は、個人の資産と会社の資産を同じように考えてしまいがちな場合も多いですが、本当の意味で会社に力をつけるには、経営者個人の資産も重要になってくると思います。そういう意味では「HBSCプレミア」は、これからの時代の経営者の方にぜひご利用頂きたいサービスですし、またそのような方々のニーズに大いにお応えできるサービスだと考えています。
----では、次ではその注目のサービスの具体的な活用法をお聞かせください。
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